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沖縄地域社会ビジョン大学院2022 10/12(水)ゼミ5「中間発表」
2022年10月12日
日時:2022年10月12日(水) 19:00~21:00
みなさんこんにちは
まず、チームごとに10~15分発表を行いました。
私たち「まちみちチーム」の企画を大まかに紹介したいと思います。
もう1つのチーム「共動車チーム」は、乗り合いタクシーについて企画発表を行っていました。
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 9/28(水) 講義8「ハンディキャップと移動」
2022年09月28日
日時:9月28日(水)19:00~21:00
開催方法:オンライン会議(zoom)
皆さんこんにちは
本日講師を務めて下さったのは、「NPO法人沖縄県脊髄損傷者協会理事長」であり、「沖縄県障がい者ITサポートセンター 所長」の仲根 建作さんです。
沖縄県脊髄損傷者協会は結成して35年になり、立ち上げ時から一貫してピアサポートとバリアフリー化活動等のソーシャルアクションを軸にして取り組んできました。
“施策・計画段階からの当事者の声の反映”をモットーに福祉、都市計画、建設、道路、交通といった行政計画に参画の要望書等でのネットワークづくりによって、包括的バリアフリーに繋がるように取りまとめ的役割を担い今日に至っています。
今回の講義では、今日までのソーシャルアクションの内容やその活動を通して進んできたこと、進んでいないことを中心にお話して下さりました。
次に、【沖縄県脊髄損傷者協会での取り組みと課題】について、私が特に関心を持った部分を取り上げて説明します。
『これまでを振り返り、沖縄は観光立県としての「観光バリアフリー施策」がバリアフリー化を先導し、生活関連バリアフリーへ波及した。その背景にはNPO市民団体の活躍が大きく影響している。また、障がい当事者、児童、高齢者といった様々な市民が連携し、相互理解を積み重ねてきたことは評価されることだと思う』と仲根さんは仰っていました。
<移動困難な方々の多様な声を集約する市民活動の重要性>
今回の講義を通して、仲根さんをはじめ関わっている方々の努力や苦労を身に染みて感じることができました。また、当事者でなければ気が付きにくいことがいくつもあったため、様々な立場・視点から物事を捉え、思いやりの心を持って行動することの大切さを学びました。今回の講義で学んだことをチームの話し合いに持ち帰って、ぜひ企画づくりに活かしていきたいです
仲根さん、本日は貴重な講義のお時間ありがとうございました。
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 9/24(土)ゼミ4「企画づくり プレ発表」
2022年09月24日
場所:有料老人ホーム天久ヒルトップ『地域交流室』
皆さんこんにちは沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の川上真穂です。
私たちのチームの仮テーマは
皆さんご存知だと思いますが、雨端(あまはじ)とは、沖縄の伝統的民家の軒に出た庇の空間で、内部と外部とをつなぐ中間領域のことです。
観光地、商業地、住宅地などそれぞれのエリアで人が歩きたくなる空間をソフトとハードの両面から創っていくことを目的として、このようなテーマを設定しました。
テーマ設定の背景として、車に頼りすぎる社会構造や人々のライフスタイルの変化、価値観の多様化、AmazonをはじめとするECの急速な普及などによって、地域を歩く人の姿が少なくなっていることや、「車社会の沖縄」では、地域やまちなかで知り合いに会う楽しみが減っているのではないかといった話題がチームの意見交換の中であがったことにあります。
・子どもたちが友達の住んでいるところが分からなくて困っている
・高齢者が買い物をする場所がなくて困っている
・高齢者が通院できなくて困っている
など、困りごとは千差万別であるため、「対応策を考える」のか「適応策を考える」のか、
課題の設定に悩む中、
そもそも「部屋・家・敷地」から「まちや地域」へ一歩飛び出すハードルが高いのでは?
ハードルを下げる工夫を展開することが必要なのではないか?
そこであまはじ空間(内と外をつなぐ自然な空間。歩ける空間。楽しく健康的でいられる空間。)を活用して家の中から外へ出かけたくなる仕掛けづくり、人と人とが繋がる空間をまちに広げていく装置、仕掛けづくりをしていきたいというような企画を発表しました。
・自分の住んでいるエリアと結び付けて考える
・目的外→誘発、目的外の移動に焦点をあて、継続的な取り組みが
など、様々なアドバイスをいただきました。
今回頂いたアドバイスをチーム内で共有し、意見を出し合いながら、課題の設定やどのような企画の実現を目標とするのかなど、チームの方向性を明確にして取り組んでいきたいと思います。また、もう1つのチーム『共動車』の皆さんは、「渋滞問題」を“乗り合い”という視点から解決していこうという企画をつくっています
(受講生:川上)
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 9/21(水) 講義7「高齢者のくらしと移動」
2022年09月21日
講義7 高齢者のくらしと移動
日時:2022年9月21日(水)19:00~21:00
場所:オンライン(Zoom)
皆さんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の渡嘉敷音菜です!
今回の第7回目の講義は「高齢者のくらしと移動」です。
講師を務めていただいたのは、
沖縄大学福祉文化学科教授である島村 聡さんです!
今回の講義では、高齢者の生活ニーズランキング首位である「移動」に視点を当て、実例を交えながら、高齢者の交通政策について話し合いました!
まず、高齢者に必要な特別な配慮について
①認知機能低下・健康不安・歩行不安定(安全への配慮や理解しやすい方法)
②気力や意欲の低下を防ぐ(閉じこもりからの外出までの誘い)
③経済的制約(年金のい生活者は月収6万~25万円)
私は、時間があるときは祖母を外食や買い物に誘うことがあります。私が運転をして送迎するだけでも喜んでくれて、たわいもない会話をすることで私自身も元気をもらうことができています。
続いて、島村さんが掲げる3つのSと3つのCについて学びました。
高齢者の視点に立って考える(3つのS)
①Safety
玄関先からの安心安全:僅かな距離でも不安を感じないこと
②Selectable
通院、買い物、余暇に:目的に合わせた達成手段を選ぶ
③Save money
出来るだけ低料金で:年金でも利用可能料金
高齢者の意欲に欠かせないもの(3つのC)
①Communication
気軽に話せる環境:誰かと話したいと思える場
②Contact
介在する人:不安に応える人や介護を支える人
③Constance
継続性の担保:続かないと諦めてしまう
それでは、実際に上手く交通政策が行われている地域の例を見ながら、どのような動きがあって実現したのかを細かく教えて下さいました
場所は「那覇市安謝の岡野地域」
今では当たり前のように、コープ沖縄の移動販売が行われているのですが、ここに至るまで様々な動きがありました。
~以前~
⊡商店などがあったが、高齢化によって閉店した。
⊡その影響で高齢者が買い物に行くときは遠く離れたお店に行かなければならなかった。
⊡お店に行く経路自体も上り坂や下り坂といった高齢者には危険な道が多かった。
そこで、地域包括支援センターが岡野地域の買い物支援を行おうと議論をし、実現に向けて動き出したのです。
もちろん、買い物に行く楽しみも大切だが、日配品やお米の重さ、卵が割れやすいといった課題がありました。
~具体的な動き~
⊡住民の協力により停留所の確保ができた。
⊡地域の方々の分布マップづくりを行った。
岡野地域の移動販売が実現した主な理由としては、移動販売店との採算とニーズがマッチしたこと。1つの地域に3か所の移動販売の需要があったこと。が挙げられます。また、住民の協力はもちろん、地域の方々の分布マップによって情報が可視化され、移動販売に対してたくさんのニーズがあることが証明できたからこそ、短期間で実現をすることができたそうです。
講義の中盤になった頃、ワークショップを行いました。
テーマは「3つのSと3つのCを考慮した高齢者の交通政策の提案」について3つのグループに分かれて意見を出し合いました
私のグループでは、
⊡みんな必ず高齢者になるのだから、衰える前に高齢者自身が運動をして体力をつける必要もあるのではないか
⊡介護と福祉の連携の重要性
⊡高校・大学時代に行ったボランティア活動
→若いうちから地域との関わりを持ち、繋がりを作ることが大切、また独り暮らしの高齢者等が社会から離れないように目を向けることができる。
⊡自家用車に依存するのではなく、細かな移動の視点から“歩くこと”ことと“公共交通”を繋
げることも歩く意欲の低下を防ぐためにも必要だと思う。
⊡移動販売をもっと利用したくなるような提案として、
①移動販売の日程が予め知らせておく(過ぎ去ってしまうことがあるため)、②思わず家を飛び出したくなるような楽しい移動販売をやってみるといいと思う
そして、自分たちの課題設定である「楽しく街を歩くこと」と紐づけて、「高齢者にいかに街で歩いて貰えるのか、楽しく街を歩けるようにできるのか?」という考えも出ました。
⊡ご飯と移動は繋がりがある。
→1人分では多いご飯を「夕ご飯を貰いにおいで~」と呼びかける
⊡タクシーが人を運びながら、買い物の荷物も運ぶ→もう少し仕組みとしてできないか。
⊡家族での送迎だけでは大変→高齢者の単身だとなおさら大変だろう。
⊡運転は難しいが、荷物は持てる男性もいる。→高齢者自身の力を活かしていきたい
このように高齢者の移動にはヒトが関わってくることが改めてわかりました。こうした可能性を秘めている提案があり、少しずつ良い方向に変わっていってほしいと感じました。
ここで、島村さんの言葉が印象に残ったので共有したいと思います
「人との繋がりに焦点を当てていることはとても良いこと」
人が繋がると、そこから「会いたい」「話してみたい」「一緒に行ってみたい」と感じ、そこから自然に一緒に移動する話に繋がっていく。その為には、「孤立させないこと」が必要になると思う。
この言葉を聞いて、大学生である今からでも、人との繋がりは今まで以上に大切にしていきたいと感じました。
最後に島村さんに対する質疑応答の時間がありました
Q:先ほど紹介していた安謝地域のような移動販売が出来ている理由やプロセスを詳しく知りたい。
A:他の地域でも移動販売などの活動をすることは不可能なものではない。
⊡地域包括支援センターの協力を得ること。
⊡情報をマッピングすること。
→ニーズをキャッチすることができ、より説得力が増す。
⊡積極的に協力してくれる方がいること。
→場所の提供に協力できる方がいること。
こうした参入できる条件さえ、揃っていればどの地域でも実現可能ということを
学びました。
今回の講義を通して身近な人の様子を観察し、自分にできることを行動に移していこうと思いました。
「移動」という言葉には、買い物や通院・通学といった様々な場面で直結している問題であり、講義受けたからには、この学びを無駄にせず身近な人から移動で楽にしてあげたいと感じました。
島村さん、本日は貴重な講義のお時間ありがとうございました
【当会へのお電話お問合せについて】
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 9/15(木) 講義6「社会を変える市民になるシチズンシップ論」
2022年09月15日
講義6
社会を変える市民になるシチズンシップ論
2022年9月15日(木)19:00~21:00
開催方法:オンライン(Zoom)
皆さんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の渡嘉敷音菜です!
そして、最初のスタート地点である「課題設定」が少しずつ進んできたところです!
「社会を変える市民になるシチズンシップ論」です。
川中さんが、例として挙げていたのはクリーブランド財団のフレデリック・ゴフさんの定義です。
『ビジョンとは可能性に対する鋭い感覚を持つことだ。それは、他に人々は見えていない何かを見ることだ。そして、同じようなビジョンを共に描き合える仲間を得た時、何か素晴らしいことが起きるのだ。』
この言葉の意味としては、多くの人には見えていないかもしれないけど、私には「こんな未来が見えるよ」といった新しい社会のカタチを実現していく意味が込められていると紹介して下さいました
まずグループワークでは、
「私が思い描く2040ビジョン」とは?という問いに対して意見交換をしました。
私のグループでは、
⊡自動運転が発展していると思う。
⊡人ではなくロボット(機械)が働く時代になっていると思う。
⊡今よりは暮らしやすくなっている。
⊡ドローンタクシーが進んでいると思う。(ニュースで観た)
⊡高齢者の免許返納は変化していると思う。
このグループワークでは、「今より暮らしやすくなっていること」にとても共感することができました。2040年のことは、誰もが想像することしかできませんが、人間である私たちの行動によって、変化していくことのではないかと思いました。
次に「市民になる」とは?どういう人なのか、具体的に何をする人なのか。という自分の中のイメージをZoomのチャットで思いつくだけ書きました。みなさんの意見を紹介します!
⊡地域に関心をもつ人
⊡自ら社会課題に対して行動している人々
⊡人と人とが暮らしていく上で、お互いを尊重できる人々
⊡地域活動に参加している人
⊡自治体、PTA活動をしている人
みなさんの意見からもわかるように
「自分から進んで自発的に活動している人」を市民ということを学びました。
また、こうした「市民」の定義を理解した上で、
「市民」にはどのような知識・技能(スキル)・態度が求められるのか?
グループワークを行い、以下の意見が出ました。
・「社会を変えていこう」という思いや態度が求められる
・人に寄り添う心を持っている人
・困りごとを相談した時、まずは否定しないで聞き入れることが
必要
・「関わりたい」思う人が沢山いることが大切
→話し合いなどの場面で上手くいくから
・赤ちゃんも市民→人を和ませることができる
私自身、地域の方との関わりが少なくなってきています。だからこそ、私が市民として行動する時は、こうした市民に求められているスキルなどを活かしていきたいです。そして、地域のために何か行動できる人間になろうと思います。
今回の講義で印象に残ったことは、兵庫県尼崎市の公害に対する市民の行動を言葉にしたものです。
・「かもしれない」だから「やるしかない」
(変えられるかもしれないし、変えられないかもしれない)
↓
・小さな成果の堆積と変化の実感
(成果の出し方や積み重ね方には知恵が必要)
↓
・臨界点の到達から大きな変化へ
(生きている間は無理かもしれない。それでもなお…)
市民の方々の公害運動によって、工場の煙によって汚れていた空から青い空に甦らせることが出来ました。
川中さんは、このような公害運動に関わった方に質問をしてみたそうです。
「ほんまに空は青くなると思っていたんですか?」
「そんなんわからへんけど、変えなあかんと思ったんや。変えられへんかもしれへんけども、変えられるかもしれへん。だったら、変えられるかもしれないに懸けて、やるしかないやないか。」と答えたそうです。
小さい成果を積み上げていくことで、ある時大きな動きで解決する。こうした気持ちこそが、不可能だと思っていたことを可能にした原動力だと感じました。
変えられるかもしれない。その可能性にどれだけ自分を懸けられるのか。最後に発言していた川中さんの言葉は、今後の人生にも必要な言葉だなと思いました。
今回の講義では、グループワークの時間が多めに取られていたこともあり、他者と意見を共有することで学びが倍になった気持ちになりました。この気持ちをもって、課題設定に向けてチームで頑張っていきたいです!
川中さん、本日は貴重な講義のお時間ありがとうございました
電話回線 不具合のお知らせとお詫び
2022年09月13日
みなさまには、度々、ご迷惑をおかけしておりまして誠に申し訳ございません。
電話復旧まで、当会へのご連絡はメール等でお願い致します。
問合せメール office@machiwaku.com
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 9/1(木) 講義4「戦後のまちの成り立ちと那覇の交通環境」
2022年09月01日
講義4 戦後のまちの成り立ちと那覇の交通環境
日時:2022年9月1日(木)19:00~21:00
場所:オンライン(Zoom)
みなさんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の渡嘉敷音菜です!
今回の第4回目の講義テーマは
「戦後のまちの成り立ちと那覇の交通環境」です。
講師を務めていただいたのは、琉球大学名誉教授 工学博士、NPO沖縄の風景を愛さする会の理事長である
池田孝之さんです!
沖縄は戦前から、住宅街の密度が高かったが、戦後は焼け野原になってしまい、そこから米軍の統治下において街ができ、様々な都市計画が行われたことを中心に沖縄の道路や土地の変化・現在行われている公共交通機関の計画についてお話しをして下さいました!
様々な計画がある中で、1960年に計画された「那覇市首里大中細部街路計画」について詳しく教えてもらいました!
・計画線とは大きくずれて道路が形成されている
・計画街路が形成されておらず、未塗装の路地がある
・幅が6mの計画街路であるが、現在は2mにも満たない路地で舗装もされていない
このように最初の計画とは違った土地利用がされていたり、きちんと整備されていない土地があるそうです。
また、沖縄には現在も都市開発利用未開地が様々な場所で見られることがわかりました。
次に沖縄の都市問題と計画課題について、いくつか挙げられていました。
その中で気になった2つを取り上げてみました。
「総合交通体系と交通渋滞」
中南部都市圏総合交通体系として「那覇環状道路計画」「基幹バスによる幹線交通」「交通結節における乗換システム(パーク・アンド・ライド)」などについて詳しくお話してくださいました。那覇都市圏の交通円滑化として、2環状7放射道路の整備が実現すると、都市部に関係のない車は外側から通るような交通経路の分散を図り、スムーズな交通の流れを促すことができる道路計画も計画されているそうです。
「自然と歴史の保全、景観形成計画、風景づくり」
・個人住宅の緑化(那覇市)
・赤瓦と石積み、白い道の風景(竹富島)
・沖縄らしい海岸の景観(宮古島)
普段、何気なく見ていた景観がこうした活動に繋がっていたことがわかり、今後外出する時に注目してみたいと思いました。
⊡専門的な講義でとても難しかったが、今の計画がいけば、とても便利な社会になると思った。
⊡道路の使い方が変化してきている。
(整備されなかったスージグヮーは歩く・話す・遊ぶ)
⊡社会的弱者・高齢者・認知症・障害のある方に目を向けたところから、まちづくりや交通を考えていく視点に感動した
⊡鉄道・道路整備が進むとかなり変わると思う。
それぞれが感じ取った学びを共有し、より深い学びに繋げることができたと思います
質問応答の時間では、池田さんの交通に対する考え方を聞くことができました!
「池田さんの感じるこれからの道路の使い方に対するイメージについて」
・地域の方がコミュニケーションを取ることができる「小さな広場」が必要になってくると考える。例えば、道が狭い住宅街で火災が起きたとしても、地域のコミュニティができていれば、バケツリレーで助け合うことができる。だからこそ、日頃から地域の方々が話せる場を作ること大切で、こうした小さな広場が地域の方々のコミュニティーの場となり、助け合いに繋がると思う。また、観光客と地域の方が交流する場になればさらに地域の活性化にも繋がる。
この話を聞いて、昔に比べて「交流が減ってきている」と感じていた私にとって交流の大切さを再認識させられました。小さな広場が1つできるだけで、様々な利点があることがわかり、
今回の講義を通して、スージグヮーの大切さを教わりました。小さい頃は狭い道は「危ないから通ってはいけない」と教えられていましたが、違う視点から考えてみると車が通ることがないので、気軽に立ち話をして身近な方とのコミュニケーションを深められる場であることを学びました。
池田さん、本日は貴重な講義のお時間ありがとうございました
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 8/27(土) ゼミ2 「問題設定」
2022年08月27日
日時:8月27日(土) 13:00~15:00
場所:有料老人ホーム天久ヒルトップ『地域連携室』
皆さんこんにちは沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の川上真穂です!
今回のゼミは『問題設定』ということで、それぞれが取り組みたい「移動を通して見える地域のくらしの課題」を共有した後、チーム決めを行い、チームで取り組む課題(テーマ)を決めて発表しました。
一部をご紹介します
・移動しながらまちを楽しむ機会が少ない・まちなかの高低差により、特に高齢者や障害者の歩行が不便になり、出不精になる
課題を設定するにあたって、それは本当に困っていることなのか、それは誰にとってどんな悪影響を及ぼすのか、今回のビジョン大学院のテーマは「移動」がポイントとなっているけど、「移動」の枠組みを取っ払って柔軟な頭で考えることが大事という的確なアドバイスをいただきました。運営委員の皆様ありがとうございました。
運営委員からいただいたアドバイスや次回の講義、フィールドワークで得た知見などをヒントにして広い視野で考えることを意識しながら課題設定をしていきたいです。
(受講生:川上)
沖縄地域社会ビジョン大学院2022 8/27(土) 講義3 「人を動かす企画」
2022年08月27日
日時:2022年8月27日(土)10:00~12:00
場所:有料老人ホーム天久ヒルトップ『地域連携室』
みなさんこんにちは!沖縄地域社会ビジョン大学院11期生の渡嘉敷音菜です!
今回の第3回目の講義テーマは「人を動かす企画」でした。
講師として平良斗星さん
私は「企画書」という言葉を聞いた時、「とても難しそう」「沢山書かないといけない」と先入観がありました
しかし、講義を通して企画書の概念がとても変わりました。
まず、様々な課題解決のプロセスデザインがある中で、地域社会ビジョン大学院では、
主に
の3つを行うことがわかりました。
「課題設定」…現象を通して見えてきた課題を社会で受け止められる言葉にするもの。
「資源の認識」…この課題に関係していそうな方々をリストアップしていく作業。(お金はどれくらい必要なのか、どの団体に協力依頼するのか等。)
これらを基に「企画」を立てていきます。
この3つのことをビジョン大学院では行い、最終的にA4用紙1枚の企画書を仕上げていく流れになります
次に、実際に課題設定をしてみよう!ということで、8月20日の入学式の時に出した困りごとのマップから、いくつかピックアップして、困りごとの背景にある課題設定をグループワークで行いました。
私たちグループでは、「渋滞によってバスが遅れること」について取り上げました。
⊡予測できないレンタカーの交通量
⊡歩かない県民性で、短距離でも車、バイク移動
⊡首里は、いつも工事をして、工事が慢性化している
⊡通勤時間帯の交通渋滞→土地、時間の無駄遣い
他のグループでは「通勤時間帯の渋滞」について取り上げていました。
⊡ルートが3~5本あるのに1本の道ばかり活用している
→社会インフラ面の無駄遣い
⊡本来、所要時間が15分の場所が渋滞によって1時間かかる
→排気ガスを大量に排出して、燃料を無駄にしている
渋滞の背景にあるのは、個人最適で限られたインフラにエゴで集中していることが考えられる。→社会課題としては、譲り合い精神の欠如がある。
全体最適の視点を持って、
バランスをとってインフラを使う意識の欠如があるのではないかという課題の仮説があがりました。
ここで課題設定において注意したいことは、
・課題の背景を考えずに、現象から反射的に企画をつくること
・ソリューションありきで、企画を立てること
例えば、親が認知症であることを近所の人に言えないという困りごとを抱えている方がいたとします。反射的に企画を考えると、「近所の人に言えないのは、その人に根性がないから。言えるように鍛えよう」という企画にもなり得ます。このように、反射的に考えた個人のための企画ではなく、社会課題を解決したい…!こうした現象の背景を考え、「本人、家族、地域の方も、認知症という病気に対する世間の理解度が薄いこと」が社会課題と設定すると、認知症の啓発の企画を立てることができます。
また、課題設定は調査していくと変わっていきます。ソリューションありきの企画で、都合の良い情報を集めることは課題解決に繋がらないと学びました。
今回の講義で最も印象に残ったことは
「企画書を誰に見せるのか」ということです!
ただ企画書を書くのではなく、「誰に」見てほしいのか、「何を」伝えたいのかを明確にして、企画書を作っていくことが地域社会ビジョン大学院の最終目的だと教えてくださいました。
これからの企画づくりの軸になる部分を教わり、とても収穫のあった講義でした
平良斗星さん、貴重な講義のお時間ありがとうございました